2016年9月4日日曜日

高野山とは厳粛なり(前編)

前回触れましたが、我が家の2号くん(4歳)は現在、アイロンビーズにはまってます。
まるで一年戦争末期のザクやドムのように、うれしそうにウルトラマンを量産しとります。
そんな2号くんは絵を描くのも大好きです。先日は幼稚園でこんな絵を描いてきました。
「ちょっと上手いんちゃう?」ということで、親バカ父ちゃん、大いに感動しました!!












ただ「2016 ナツ」と書きたかったようですが、どう読んでも「ヒシ」です。「2016 皮脂」。スキンケアの広告かと思いました..... (- -;)

一方の1号くんは、運動が何よりも大好きです。体操教室にテニス教室、ドッジボールクラブにも入っています。現在小学2年生ですが、バク宙しとります。

いやー、兄弟でも、それぞれ得意は違うもんですね。


で、本日は父ちゃんの話です。

つい先立って、用事があり、高野山に行ってきました。初高野山です。宿泊はもちろん宿坊だったので、夜早く朝も早い。よって、早朝時間を活用し、高野山観光も満喫してきました。

ということで高野山に到着した翌日4時半に起き、奥之院に行ってきました。ここは、天高くそびえる老杉と数十万基と言われる供養塔に囲まれた高野山の聖域です。一の橋から始まる参道は、弘法大使空海の御廟まで続いており、約2キロあるそうです。

参道のスタート地点「一の橋」














橋を渡ると、参道に沿って多数の供養塔が並んでいます。中の橋に着くまでにも、石田三成や伊達政宗、武田信玄や明智光秀の墓所、さらには上杉謙信の霊屋などがありました。歴史オタクの父ちゃん、以前に京都霊山護国神社(ここには、父ちゃんの敬愛する晋作さんを始め、維新の志士たちの墓が多数あります)に行ったとき以来の大感動です (T T)


















御廟までの中間地点にあるのが「中の橋」です。この橋の下を流れるのが金の川で、金とは死の隠語。つまりは金の川とは、三途の川のことだそうです。ここを渡ると、そこは「あの世(死の世界)」であると言われています。

ここを超えると死の世界です


















ここを超えて更に歩くと、織田信長や豊臣秀吉の墓所もありました。













何故、高野山にも刃を向けたと言われる信長の墓が、奥之院のさらに奥、御廟橋のすぐ手前にあるのか?「亡くなれば敵味方など無い。誰もが平等」ということでしょうか。そう言えばその昔、「孔雀(くじゃく)王」なる漫画でもこの謎を題材にしとりましたなー。あの主人公は裏高野の退魔師でした。

そして辿り着いた御廟橋。ここを超えると、弘法大師の御廟があります。が、ここで暫し一休み。何故なら、6時になると「生身供(しょうじんぐ)」の儀式が始まるからです。これを見逃してはなりません。弘法大師は入定(にゅうじょう)している、つまりは瞑想して生きたまま仏になっているとされています。従って食事が必要、という訳です。

弘法大師の食事が運ばれていきます














食事は御廟橋を渡り、弘法大師の元に届けられます。ちなみに、御廟橋を超えると撮影は禁止となっています。ついでに言えば、ポケモンGOも禁止となっております。立て看板が設置されていました。御廟橋を超えた先は、高野山の聖域の中の聖域です。流石に、ゲームは控えたほうがよろしいかと.....

正面が燈籠堂で、御廟の拝殿です


















御廟橋を超えた先には、御廟の拝殿である燈籠堂や空海入定の地である弘法大師御廟などがありました。ちなみにこの燈籠堂には、千年近くもの間絶えたことがない「消えずの火」もあるそうです。

早朝から清浄で厳粛な空気に触れ、煩悩だらけの父ちゃんも清らかに生きていくことを決めました!少なくとも、往復に要した1時間半だけは......

そんなこんなで、続きは次回。


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